Japanese
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手術手技 腹腔鏡下手術時代における開放手術・9
ミニマム創前立腺摘除術
Radical prostatectomy with minimum skin incision
影山 幸雄
1
Yukio Kageyama
1
1埼玉県立がんセンター泌尿器科
キーワード:
前立腺癌
,
ミニマム創
,
前立腺全摘除術
Keyword:
前立腺癌
,
ミニマム創
,
前立腺全摘除術
pp.803-812
発行日 2007年9月20日
Published Date 2007/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101266
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要旨:ミニマム創前立腺全摘除を成功させるためには,個人差の大きい前立腺周辺の構造に合わせたきめの細かい対応が必要である。(1)前立腺周辺から尿道へと収束する血管群を早期に縫合止血する,(2)前立腺の裏面を早期に剝離・確保し,尖部の処理を確実に行う,(3)骨盤底筋膜群を温存し,括約筋機能を可能な限り温存する。以上の工夫により,短時間で終了し,輸血を必要とせず,術後のQOLを損なわない前立腺全摘除が可能と思われる。
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