特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法
Ⅰ.泌尿器科処置
【カテーテル留置(尿道留置)】
12.尿道カテーテルを留置しようとしている患者です。思うようにいかず,なかなかカテーテルが入りません。どのように対処すればよいでしょうか。
大和 隆
1
,
今井 篤
1
,
石村 大史
1
,
大山 力
1
1弘前大学医学部泌尿器科
pp.46-48
発行日 2007年4月5日
Published Date 2007/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101088
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尿道カテーテルの挿入は,各診療科の日常診療で頻回に行われている基本手技の1つである。通常,正しい手順で行えば容易に尿道カテーテルを挿入することは可能であるが,盲目的な操作であるため,挿入困難な場合に無理をすると出血や偽尿道など医原性の合併症を生じやすい。手技的に問題がないか,尿道に器質的疾患がないかなどに注意を払い,的確な判断と柔軟な対応が必要とされる。
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