病院めぐり
多根総合病院泌尿器科
林 美樹
1
1多根総合病院泌尿器科
pp.514
発行日 2006年6月20日
Published Date 2006/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100695
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当院は,大阪の西部にある大阪ドームから東南へ徒歩約3分のところに位置する304床の急性期病院です。沿革は,昭和24年にフィリピンの戦場から生還した前きっこう会理事長多根要之助が戦後の日本の復興に何か役立ちたいという思いから,当初,西区九条に多根病院(21床)を開設し,昭和30年に医療法人に,さらに昭和43年に特定医療法人きっこう会として現在の西区境川に移転し,病床数304床,診療科20科,常勤医54名(内臨床研修医11名)を擁する地域密着型の1次~3次の疾患に24時間対応可能な救急告示・病院群輪番制病院(2次救急医療機関)です。さらに,きっこう会は総合病院以外に多根記念眼科病院(58床),脳神経リハビリテーション病院(50床),多根第2病院(216床),多根クリニックなどの関連施設を持ち,急性期,回復期,慢性期,在宅,健康管理のすべての医療サービスを提供する地域の基幹医療機関として約1,000人の職員が従事しています。
泌尿器科は昭和61年に奈良県立医科大学泌尿器科より非常勤医師が派遣され開設,昭和63年からは窪田一男が初代部長として常勤医による診療が開始されました。その後,平成5年1月より筆者が赴任し,現在は常勤医4名で診療しています。昨年末には日本泌尿器科学会から基幹関連病院に認定されました。
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