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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
ハンドアシスト体腔鏡下手術を安全に行うために
Hand-assisted laparoscopic surgery
河内 明宏
1
,
米田 公彦
1
,
内藤 泰行
1
,
邵 仁哲
1
,
水谷 陽一
1
,
三木 恒治
1
Akihiro Kawauchi
1
,
Kimihiko Yoneda
1
,
Yasuyuki Naito
1
,
Jintetsu Soh
1
,
Yoichi Mizutani
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院泌尿器機能再生外科学
キーワード:
ハンドアシスト法
,
後腹膜鏡下腎摘除術
,
後腹膜鏡下腎尿管全摘除術
Keyword:
ハンドアシスト法
,
後腹膜鏡下腎摘除術
,
後腹膜鏡下腎尿管全摘除術
pp.697-702
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100379
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要旨 ハンドアシスト法による体腔鏡下手術は開腹術と同じような触覚が得られ,また,手による操作が鉗子と比較して動く範囲や操作性において柔軟性が高いため,比較的安全に施行できる。また,標準的術式による体腔鏡下手術のトラブル時にも低侵襲性を保ちながら手術を完遂することができ,有用な方法である。しかし一方で,ブラインドでの操作が多くなったり,操作腔に手を入れることにより逆に手術操作が難しくなる可能性もある。さらに腔内に入れた手を電気凝固や鉗子で傷つけてしまうこともある。これらHALSの利点と欠点を十分理解したうえで,術式を十分理解し,安全に行うポイントに十分習熟する必要がある。
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