Japanese
English
特集 泌尿器科における単孔式腹腔鏡下手術
腎盂尿管移行部狭窄症に対する単孔式腹腔鏡下腎盂形成術
Laparoendscopic single-site pyeloplasty for ureteropelvic junction obstruction
河内 明宏
1
,
内藤 泰行
1
,
稲垣 哲典
1
,
邵 仁哲
1
,
鴨井 和実
1
,
三木 恒治
1
Akihiro Kawauchi
1
,
Yasuyuki Naitoh
1
,
Akinori Inagaki
1
,
Jintetsu Soh
1
,
Kazumi Kamoi
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院泌尿器外科学
キーワード:
腎盂尿管移行部狭窄症
,
単孔式腹腔鏡下手術
,
腎盂形成術
Keyword:
腎盂尿管移行部狭窄症
,
単孔式腹腔鏡下手術
,
腎盂形成術
pp.201-206
発行日 2011年3月20日
Published Date 2011/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102228
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 腎盂尿管移行部狭窄症10例に対し,単孔式腹腔鏡下腎盂形成術を施行した。Triportを臍部より挿入し,2~3mmのポートを追加して行った。5mmフレキシブルスコープ,術者の右手用の器具,助手の屈曲型鉗子をTriportの3つの鉗子孔より挿入し,追加ポートは術者の左手用とした。手術時間は通常の腹腔鏡下腎盂形成術の1.5倍程度かかるが,出血は少量で,合併症はなく,整容性は非常に優れていた。手術成績も評価可能であった全症例で,水腎の改善を認め,症状のあったものは症状の改善も認めた。本法は腎盂形成術の第1選択の術式になる可能性があると考えられた。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.