Japanese
English
手術手技 泌尿器科 体腔鏡下手術 3
ハンドアシスト法を用いた後腹膜鏡下根治的腎摘除術
Hand-assisted retroperitoneoscopic radical nephrectomy
河内 明宏
1
,
藤戸 章
1
,
三木 恒治
1
Akihiro Kawauchi
1
,
Akira Fujito
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学泌尿器科学教室
キーワード:
腎腫瘍
,
根治的腎摘除術
,
後腹膜鏡
,
ハンドアシスト
Keyword:
腎腫瘍
,
根治的腎摘除術
,
後腹膜鏡
,
ハンドアシスト
pp.213-220
発行日 2003年3月20日
Published Date 2003/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100804
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
1999年11月より腎腫瘍に対してハンドアシスト法を用いた後腹膜鏡下根治的腎摘除術を施行している。その治療成績を検討した。腎腫瘍91例,T1 83例,T2 8例であった。手術は,全身麻酔下に患者を腎摘位とし,7cmの傍腹直筋切開をおき,ここにLAPDISC(R)を装着し,3本の12mmポートを設置した。LAPDISC(R)より助手が手を入れ,術者は両手で体腔鏡用器具を操作し,後腹膜鏡下根治的腎摘除術に準じて手術操作を行った。手術時間は平均212分,出血量は平均195mlであった。合併症は,9%(8/91)に認めた。1例において腎静脈からの出血のため開放手術に移行した。ハンドアシスト法を用いた後腹膜鏡下根治的腎摘除術は,低侵襲で有用な術式と考えられた。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.