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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
後腹膜リンパ節郭清術を安全に行うために
How to safely perform an laparoscopic retroperitoneal lymph node dissection
加藤 司顯
1
,
東原 英二
2
Moriaki Kato
1
,
Eiji Higashihara
2
1多摩北部医療センター泌尿器科
2杏林大学医学部泌尿器科
キーワード:
精巣腫瘍
,
後腹膜リンパ節郭清術
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
精巣腫瘍
,
後腹膜リンパ節郭清術
,
腹腔鏡下手術
pp.679-683
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100376
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要旨 後腹膜リンパ節郭清術は現在,多施設で行われている術式となっている。手術をするにあたって,適切な機器として,右手はサクションのついた電気メス,血管近傍では使い慣れた彎曲のケリー鉗子が最適と考える。また,血管やリンパ管を露出した際にはリガシュアーTMが有効である。左手は出血した際を想定し,バイポーラ鉗子が適している。腰動静脈などを誤って切断してしまった場合は,ガーゼ圧迫,サクションで出血点を見つけ,バイポーラやクリップなどで止血。大血管損傷であればガーゼ圧迫しつつただちに開創手術へ移行することが望ましい。
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