連載 病院めぐり
平塚市民病院
齋藤 優
pp.327
発行日 2004年3月10日
Published Date 2004/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101171
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当院のルーツは,昭和25年に平塚市周辺8か町村の国民健康保険組合直営診療施設として設立された「中南国保病院」にさかのぼります.昭和43年に平塚市が継承し,平塚市民病院として再出発しました.昭和45年に現在地に移り,同時に交通救急センターを併設,地域の基幹病院としての責務を果たしてきました.一般病床数500床,感染症病床6床より構成され,診療科目19科の総合病院です.平成4年には,厚生省臨床研修指定病院に認定され,現在4名の研修医が各科で研修中です.臨床研修システムの変更に伴い,来年度よりさらに多くの研修医が当院で研修する予定になっています.
産婦人科は,病床数50床に対しスタッフは常勤医5名,専修医1名,産科志望研修医1名の計7名です.市民の幅広いニーズに応えることをモットーに,さまざまな分野に意欲的に取り組んでいます.産科分野では分娩数こそ年間約600件弱ですが,周産期センターを設立し,NICUを8床持ち,神奈川県周産期医療システムの中核病院として市内および周辺の医療機関からの産科救急患者,早産患者を受け入れています.NICUの容量の関係からなかなかすべての要請に応えられるわけではありませんが,24時間体制で対応しています.また,エコーによる胎児疾患スクリーニングの分野にも力を入れています.
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