特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
G.核医学的診断法
【神経系検査】
71.神経系検査の適応,方法,基本的読影法について教えて下さい。
野口 満
1
1長崎大学医歯薬学総合研究科腎泌尿器病態学
pp.245-247
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100118
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1 はじめに
核医学を用いた神経系検査では,positron emission tomography(PET法)とsingle photon emission computed tomography(SPECT法)がよく知られている1,2)。一般に,泌尿器科医がこれらの検査をオーダーすることはほとんどないように思われる。しかしながら,排尿機能の病態把握時として,局所脳血流測定のSPECTは今後有用となり得る検査法の1つと思われ,活用されるケースも予想される。PETについては別項で詳しく述べられているので,本稿ではSPECTについて解説する。
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