Japanese
English
症例報告
トラニラストが奏効した両側足底線維腫症の1例
A case of plantar fibromatosis successfully treated with tranilast
渡辺 昭洋
1
,
神谷 受利
1
,
鈴木 康彦
2
,
小野 謙三
2
Akihiro WATANABE
1
,
Shigeri KAMIYA
1
,
Yasuhiko SUZUKI
2
,
Kenzoh ONO
2
1公立陶生病院皮膚科
2公立陶生病院病理部
1Department of Dermatology, Tosei General Hospital
2Division of Pathology, Tosei General Hospital
キーワード:
線維腫症
,
トラニラスト
,
糖尿病
,
保存的療法
Keyword:
線維腫症
,
トラニラスト
,
糖尿病
,
保存的療法
pp.1172-1174
発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412904171
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
62歳,男性.糖尿病の加療中に,両側足底線維腫症を発症した.初診時の病理組織像は増殖期であった.トラニラスト投与1か月にて歩行時の疼痛が改善し,2か月後のMRI検査では腫瘤の縮小がみられた.線維腫症に対する保存的療法として,トラニラスト内服を試みる価値があると考えられた.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.