Japanese
English
臨床統計
糖尿病患者における足白癬の罹患率
Prevalence of tinea pedis in patients with diabetes mellitus
鈴木 健司
1
,
白井 滋子
2
,
伊東 武志
3
,
森田 浩
3
,
中村 浩淑
3
,
瀧川 雅浩
1
Kenji SUZUKI
1
,
Shigeko SHIRAI
2
,
Takeshi ITOH
3
,
Hiroshi MORITA
3
,
Hirotoshi NAKAMURA
3
,
Masahiro TAKIGAWA
1
1浜松医科大学皮膚科学教室
2富士宮市立病院皮膚科
3浜松医科大学第二内科
1Department of Dermatology, Hamamatsu University School of Medicine
2Department of Dermatology, Fujinomiya City Hospital
3The Second Department of Internal Medicine, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
糖尿病
,
足白癬
,
HbA1c
Keyword:
糖尿病
,
足白癬
,
HbA1c
pp.989-992
発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412904126
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1999年4月〜2001年3月までの2年間に浜松医科大学第二内科に糖尿病教育入院した患者の足を診察し,真菌感染の有無を苛性カリ法などで検査し足白癬の罹患率を調べた.また,男女の性,年齢,糖尿病のコントロール状態(HbA1c)で罹患率に差があるかを検討した.
1999年度は50名(男21名,女29名),2000年度は58名(男34名,女24名)の合計108名が受診した.足白癬の罹患率は56%(男56%,女56%)で男女の性差は認めなかった.年齢においては30歳代以上でほぼ横ばいで,年齢が上昇するにつれて罹患率が上昇する傾向はなかった.糖尿病のコントロール状態との関係は,コントロールが悪い群においてコントロール状態と罹患率は相関関係にあった.
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