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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002
4.皮膚疾患治療のポイント
レーザー脱毛の現況
The present situation of laser hair removal
乃木田 俊辰
1
Toshitatsu NOGITA
1
1スキンクリニック代官山
1Skin Clinic Daikanyama
キーワード:
レーザー脱毛
,
アレキサンドライトレーザー
,
ダイオードレーザー
,
Ndヤグレーザー
,
バルジ
Keyword:
レーザー脱毛
,
アレキサンドライトレーザー
,
ダイオードレーザー
,
Ndヤグレーザー
,
バルジ
pp.138-141
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903949
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レーザー脱毛の本格的研究は1995年頃より,ハーバード大学のAndersonらのグループにより開始された.彼らは永久脱毛の定義の新たな考え方として永久減毛の理論を提唱した.レーザー脱毛の標的器官はバルジ領域のstem cell,毛包下部の毛球部,皮脂腺開口部で,光エネルギーがメラニンに吸収され熱エネルギーに変換され,標的器官を熱変性させ脱毛が生じると考えられている.メラニン色素に対する吸収スペクトルを有するレーザー装置として,アレキサンドライトレーザー,ダイオードレーザー,Ndヤグレーザーが開発され実用化されてきた.レーザー脱毛を実施するにあたり,患者に脱毛の原理,副作用,効果などについての十分な説明を行い,インフォームドコンセントをとることが重要である.脱毛施術後のアンケート調査では,わき,ひざ下,ビキニラインでの満足度は非常に高い結果であった.
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