Japanese
English
特集 皮膚真菌症の新しい治療戦略
症例報告
多発性分芽菌性間擦疹より糖尿病を見いだせた1例
A case of a patient with diabetes mellitus diagnosed by the presence of intertrigo erosiva blastomycetica
齋藤 卓也
1
Takuya SAITO
1
1第二岡本総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Daini Okamoto General Hospital
pp.107-109
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903806
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はじめに
分芽菌性間擦疹は,C.albicansを原因菌とすることが多いが,その感染力・侵襲力は弱く,感染・発症には宿主側の抵抗減弱状態が不可欠とされている.①基礎疾患の存在,②ステロイド剤,免疫抑制剤の使用,③高温度高湿度,④肥満,の4点がある.自験例では糖尿病が見いだされた.臨床経過をカラー写真で示し考察する.
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