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特集 皮膚真菌症の新しい治療戦略
Overview
皮膚真菌症の治療方針
Treatment of cutaneous fungal infections
仲 弥
1
,
西川 武二
2
Wataru NAKA
1
,
Takeji NISHIKAWA
2
1仲皮膚科クリニック
2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Naka Dermatology Clinic
2Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
pp.17-22
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903778
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はじめに
皮膚科外来で真菌症患者の占める割合は多く,10〜18%に及んでいる.また最近,AIDSの増加に伴い日和見感染としての真菌症も増加している.このような時代の要請に応えて,新しい外用および経口抗真菌剤が次々と発売され,真菌症の治癒率も上がってきた.しかし,真菌症では似た症状を呈する他の皮膚疾患も多く,こうした優れた薬剤も,真菌検査を用いた正しい診断の下に,個々の症例に応じた適切な使い方をされなければ,宝の持ち腐れとなってしまう.
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