Japanese
English
症例報告
LEOPARD症候群の1例
A case of LEOPARD syndrome
長山 隆志
1
,
森田 貴史
1
,
大西 誉光
1
,
渡辺 晋一
1
Takashi NAGAYAMA
1
,
Takashi MORITA
1
,
Takamitsu OHNISHI
1
,
Shinichi WATANABE
1
1帝京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Teikyo University, School of Medicine
キーワード:
LEOPARD症候群
,
汎発性黒子症候群
Keyword:
LEOPARD症候群
,
汎発性黒子症候群
pp.407-409
発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903592
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25歳,男性.父,弟にも同様の皮疹がある.4,5歳頃に顔面に自覚症状のない皮疹が出現し,15歳までに徐々に増数し,体幹,四肢にも皮疹が生ずるようになった.現症は口唇,口腔粘膜を含む顔面に米粒大までの境界明瞭な淡褐色から黒褐色の類円形の色素斑が多数密集している.躯幹,四肢には米粒大の黒褐色類円形の色素斑が散在しており,他にカフェオレ斑も数個認められた.口蓋は高位で上正中切歯が欠如していた.心電図上に洞性頻脈,左軸変位,ST上昇があり,胸部X線像で脊椎側轡を認めた.組織では基底層にbasal pigmentationがみられ,メラノサイトが散在性に増加し,真皮上層から中層にメラノファージが散見された.
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