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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2001
5 皮膚科医のための臨床トピックス
医薬品副作用被害救済制度
Financial support for the side effect of drugs
飯島 正文
1
Masafumi IIJIMA
1
1昭和大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Showa University, School of Medicine
キーワード:
医薬品副作用
,
被害者救済制度
,
医薬品機構
Keyword:
医薬品副作用
,
被害者救済制度
,
医薬品機構
pp.185-188
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903579
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医薬品(一般市販薬も含む)が適正な目的のために適正な用法・用量で使用された結果生じた重篤な医薬品副作用被害者を救済するための医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(略称:医薬品機構)による医薬品副作用被害救済制度について紹介し,簡単に解説を加えた.我々皮膚科医は,1)中毒性表皮壊死症(TEN),Stevens-Johnson症候群など重症型薬疹の入院治療担当者として,2)皮膚疾患治療に用いた医薬品による薬物性肝障害など皮膚科医の処方により生じた医薬品副作用の場合,に本救済制度に関係してくる可能性がある.医薬品副作用被害者の経済的救済のためにも,救済給付のための必要書類(副作用・障害診断書,投薬証明書等)の記載に積極的な助力が望ましいことを強調した.
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