Japanese
English
症例報告
母と息子に発症した全身性エリテマトーデス
Familial systemic lupus erythematosus in mother and son
細川 倫子
1,2
,
宮澤 偵二
2
,
関口 幸雄
3
Michiko HOSOKAWA
1,2
,
Teiji MIYAZAWA
2
,
Yukio SEKIGUCHI
3
1細川皮膚科
2仙台逓信病院皮膚科
3NTT東北病院内科
1Hosokawa Dermatology Clinic
2Division of Dermatology, Sendai Teishin Hospital
3Division of Internal Medicine, NTT Tohoku Hospital
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
家族内発症
,
母と息子例
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
家族内発症
,
母と息子例
pp.422-424
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903257
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48歳の母親と25歳の息子に発症した全身性エリテマトーデス(SLE)の症例を報告した.息子は初診の8か月前より顔面の紅斑があり,戸外労働の後から発熱などの全身症状を伴った.抗核抗体,抗DNA抗体,抗Sm抗体高値.母親は38歳時より,発熱,関節痛,腎障害などによりSLEと診断され治療を受けていた.本邦におけるSLEの母-息子発症例は自験例を含め10組報告されているが,息子に比較的若年発症例が多いことや,家系内に男性の近親者を含めSLEや自己抗体異常を伴う例が多いなどの特徴がみられた.
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