Japanese
English
症例報告
直腸肛門部悪性黒色腫の1例
A case of anorectal malignant melanoma
渡辺 洋
1
,
鈴木 利明
1
,
田上 八朗
2
Hiroshi WATANABE
1
,
Toshiaki SUZUKI
1
,
Hachiro TAGAMI
2
1米沢市立病院皮膚科
2東北大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Yonezawa Shiritsu Hospital
2Department of Dermatology, Faculty of Medicine, Tohoku University
キーワード:
直腸肛門部悪性黒色腫
Keyword:
直腸肛門部悪性黒色腫
pp.176-178
発行日 2000年2月1日
Published Date 2000/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903140
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肛門管原発悪性黒色腫は全悪性黒色腫の約4.6%を占めると言われる.また,進行しないと症状が発現しにくく転移が早期に起こることから,5年生存率は約18.7%と予後は極めて悪い.今回,我々は鼠径部リンパ節転移を初発症状として発見された64歳男性の肛門管原発悪性黒色腫の1例を経験した.鼠径部に悪性黒色腫と考えられる腫瘤が見られた場合は,皮膚原発だけではなく,肛門管原発の可能性も考え検索すべきと考え,報告した.
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