Japanese
English
症例報告
全身性エリテマトーデス,白血病の治療中に生じた多発性皮膚線維腫の3例
Three cases of multiple dermatofibromas associated with systemic lupus erythematosus or leukemia
津田 英隆
1
,
滝脇 弘嗣
1
,
荒瀬 誠治
1
Hidetaka TSUDA
1
,
Hirotsugu TAKIWAKI
1
,
Seiji ARASE
1
1徳島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The University of Tokushima School of Medicine
キーワード:
多発性皮膚線維腫
,
全身性エリテマトーデス
,
急性骨髄性白血病
Keyword:
多発性皮膚線維腫
,
全身性エリテマトーデス
,
急性骨髄性白血病
pp.1112-1114
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903076
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全身性エリテマトーデス(SLE)のステロイド内服治療中,急性骨髄性白血病の化学療法中に生じた多発性皮膚線維腫の3例を報告した.それぞれ17個,6個,3個の小結節が1年以内に躯幹,四肢に出現した.SLEの1例では数の増減が若干あったが10年後も持続していた.多発性皮膚線維腫は文献的に自己免疫疾患や免疫異常を伴っている率が高く,これらに関連した一種のデルマドロームとみなせるかもしれない.
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