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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1999
3 新しい検査法と診断法
RT-PCR法による皮膚悪性腫瘍リンパ節転移の検出
Detection of skin cancer metastasis in lymph nodes by reverse transcriptase-polymerase chain reaction
市來 善郎
1
,
神谷 美知代
1
,
北島 康雄
1
Yoshiro ICHIKI
1
,
Michiyo KAMIYA
1
,
Yasuo KITAJIMA
1
1岐阜大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Gifu University
キーワード:
RT-PCR
,
ケラチン19
,
有棘細胞癌
,
微小リンパ節転移
,
nested PCR
Keyword:
RT-PCR
,
ケラチン19
,
有棘細胞癌
,
微小リンパ節転移
,
nested PCR
pp.91-93
発行日 1999年4月15日
Published Date 1999/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902864
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近年,PCR(polymerase chain reaction)法をはじめとした分子生物学的手法が遺伝性疾患,感染症および癌の診断に広く用いられるようになった.乳癌や大腸癌においては,癌細胞では発現しているが正常細胞では発現していないmRNAを増幅させるRT-PCR法によって,従来の組織検査に優る微小リンパ節転移検出率が報告されている.最近皮膚悪性腫瘍でも,ケラチン19をマーカーとしたRT-PCR法によるリンパ節転移検出の有用性が報告されたのでその概略を述べる.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.