Japanese
English
治療
Posterior thigh flapにて再建した臀部慢性膿皮症の1例
A case of pyodermia chronica glutealis successfully reconstructed with posterior thigh flap
田川 一夫
1
,
角田 寿之
1
,
渡辺 敢
1
Kazuo TAGAWA
1
,
Toshiyuki KAKUTA
1
,
Tsuyoshi WATANABE
1
1千葉大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Chiba University
キーワード:
臀部慢性膿皮症
,
デブリードマン
,
posterior thigh flap
Keyword:
臀部慢性膿皮症
,
デブリードマン
,
posterior thigh flap
pp.862-864
発行日 1998年9月1日
Published Date 1998/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902667
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42歳,男性の臀部慢性膿皮症の1例を経験した.病変部は主に右臀部に限局されていたため,瘻孔の完全切除後の再建にposterior thighflapを用いた.同皮弁は下臀動静脈の分枝を茎とする,axial patternの筋膜皮弁であるため,血行がよく,また術後再建部位がbulkyにならず,採皮部位である下肢の機能障害はみられない.自験例でも,術後機能的にも整容的にも満足する結果が得られた.このように病変が限局された膿皮症では,デブリードマン後の再建に同皮弁を用いることは有効であると思われた.
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