Japanese
English
症例報告
運動麻痺を合併した帯状疱疹の1例
A case of segmental zoster paresis
宮島 進
1
,
長沢 智彦
1
,
松岡 縁
1
,
岡田 奈津子
1
Susumu MIYAJIMA
1
,
Tomohiko NAGASAWA
1
,
Yukari MATSUOKA
1
,
Natsuko OKADA
1
1大阪厚生年金病院皮膚科
1Department of Dermatology, Osaka Koseinenkin Hospital
キーワード:
帯状疱疹
,
運動麻痺
,
神経障害
Keyword:
帯状疱疹
,
運動麻痺
,
神経障害
pp.238-240
発行日 1998年3月1日
Published Date 1998/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902461
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76歳,女性の運動神経障害を合併した帯状疱疹の症例を報告した.平成8年2月より右大腿から下腿にかけて神経痛様の疼痛を自覚し,その4日後より同部位に一致して皮疹を生じた.皮疹の出現と同時期より右下肢の挙上,および足関節の背屈が困難となる.筋電図および末梢神経伝達速度の測定で,下位運動障害の所見を得た.アシクロビル,VB12の投与とともに早期にリハビリテーションを開始し,麻痺症状は徐々に改善.筋電図,神経伝達速度も治療開始後約3か月でほぼ正常値に回復した.
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