Japanese
English
症例報告
フレロキサシンによる光線過敏症を呈した1例
A case of photosensitive drug eruption induced by fleroxacin
内宮 礼嗣
1
,
肥後 暁子
1
,
川畑 久
1
,
溝口 志真子
1
,
瀬戸山 充
1
,
神崎 保
1
Hiroshi UCHIMIYA
1
,
Akiko HIGO
1
,
Hisashi KAWABATA
1
,
Shimako MIZOGUCHI
1
,
Mitsuru SETOYAMA
1
,
Tamotsu KANZAKI
1
1鹿児島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
フレロキサシン
,
薬疹
,
光線過敏
Keyword:
フレロキサシン
,
薬疹
,
光線過敏
pp.805-807
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902308
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要約 ニューキノロン系抗菌薬であるフレロキサシン(メガロシン®)による光線過敏症を呈した1例を報告した.症例は,57歳,男性.1995年6月よりメガロシン®内服開始.その後,断続的に内服していたが,1996年5月,30分ほどの外出にて顔面,手背に痛みと瘙痒を伴った紅斑,水疱出現.同薬による光線過敏症を疑い,内服照射試験を施行したところ陽性であった.ニューキノロン薬は,光線過敏を起こしやすい薬剤としてよく知られている.しかし,フレロキサシン(メガロシン®)が原因と考えられる光線過敏については報告例が比較的少ない3).
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