Japanese
English
症例報告
フレロキサシンによる光線過敏型薬疹の3例
Three cases of photosensitive drug eruption induced by fleroxacin
山口 潤
1,2
,
小口 尚
1
,
徳留 康子
1
,
勝俣 道夫
1
Jun YAMAGUCHI
1,2
,
Hisashi OGUCHI
1
,
Yasuko TOKUDOME
1
,
Michio KATSUMATA
1
1伊豆逓信病院皮膚科
2赤坂見附クリニック
1Division of Dermatology, Izu Teishin Hospital
キーワード:
フレロキサシン
,
光線過敏症
Keyword:
フレロキサシン
,
光線過敏症
pp.817-819
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901647
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73歳,男性(症例1),79歳,男性(症例2)および82歳,女性(症例3)に生じたフレロキサンシンによる光線過敏型薬疹を報告した.症例1は内服3ヵ月,症例2は4ヵ月,症例3は1ヵ月後より露光部に一致して瘙痒性皮疹が出現し,内服中止後に略治した.3例ともに内服誘発試験で陽性であった.自験例の共通点として患者は薬剤を長期間投与された高齢者であった.したがって本剤使用の際にはその特性を熟知し,十分な配慮をして副作用を防ぐ必要があると思われた.
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