Japanese
English
症例報告
再発性多発性軟骨炎の1例
A case of relapsing polvchondritis
奥本 勇二
1,3
,
中村 浩二
1
,
高橋 淳
2
Yuji OKUMOTO
1,3
,
Koji NAKAMURA
1
,
Jun TAKAHASHI
2
1マツダ病院皮膚科
2マツダ病院内科
3因島市医師会病院皮膚科
1Division of Dermatology, Mazda Hospital
2Division of Internal Medicine, Mazda Hospital
キーワード:
再発性多発性軟骨炎
,
耳介生検
,
CRP
,
ステロイド治療
Keyword:
再発性多発性軟骨炎
,
耳介生検
,
CRP
,
ステロイド治療
pp.1009-1011
発行日 1996年11月1日
Published Date 1996/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902024
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80歳,男性.10年前より慢性閉塞性肺疾患あり.2年前に眼球突出を指摘された.1ヵ月前より左耳介の圧痛を伴う発赤,腫脹が続いており,肺炎として入院中の内科より当科紹介.皮膚生検により再発性多発性軟骨炎と診断した.抗生剤を種々変更するもCRPが低下しないことより,再発性多発性軟骨炎によるCRPの上昇と考えた.プレドニゾロン20mg内服によりCRPが低下し,肺機能検査で閉塞性障害が改善し,胸部X線所見も改善した.
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