Japanese
English
症例報告
Spitz母斑の2症例
Two cases of Spitz's nevus
信藤 肇
1
,
林 雄三
1
,
杉田 康志
2
,
矢野 貴彦
2
Hajime SHINDO
1
,
Yuzo HAYASHI
1
,
Yasushi SUGITA
2
,
Takahiko YANO
2
1広島市立安佐市民病院病理部
2広島市立安佐市民病院皮膚科
1Department of Pathology, Hiroshima City Asa Hospital
2Department of Dermatology, Hiroshima City Asa Hospital
キーワード:
Spitz母斑
,
若年性黄色肉芽腫
Keyword:
Spitz母斑
,
若年性黄色肉芽腫
pp.623-625
発行日 1996年7月1日
Published Date 1996/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901926
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Spitz母斑の2症例を報告した.症例1は24歳,男性.右大腿部に生じた黒色丘疹で,大型の母斑細胞が表皮真皮境界部に増生するjunc—tional typeのSpitz母斑であった.症例2は11歳,女児.右膝内側に生じた約5mm大,紅色をおびたポリープ状病変で,真皮内に単核や多核の細胞が散在性に増生するやや特異な像を示しており,若年性黄色肉芽腫との鑑別が必要であった.免疫組織学的にNSE陽性,S−100陽性であり,intradermal typeのSpitz母斑と診断した.
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