Japanese
English
症例報告
ピアス型イヤリングによる金皮膚炎の1例—塩化金酸パッチテスト反応が結節全摘後に陰性化した1例
A case of gold dermatitis induced by pierced earrings
大島 昭博
1
,
松本 博子
1
,
井出 瑛子
1
,
杉浦 丹
1
Akibiro OHSHIMA
1
,
Hiroko MATSUMOTO
1
,
Akiko IDE
1
,
Makoto SUGIURA
1
1清水市立病院皮膚科
1Department of Dermatology, Shimizu City Hospital
キーワード:
ピアス型イヤリング
,
金皮膚炎
,
lymphocytoma cutis
Keyword:
ピアス型イヤリング
,
金皮膚炎
,
lymphocytoma cutis
pp.593-596
発行日 1996年7月1日
Published Date 1996/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901917
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
20歳,女性のピアス型イヤリングによる金皮膚炎の1例を報告した.臨床的に結節を形成し,病理組織学的にlymphocytoma cutisに一致すると考えられた.免疫組織学的検索にてHLA-DR陽性のT細胞に加え真皮深層においてB細胞の集塊状の浸潤を認め,塩化金酸のパッチテスト陽性反応は全摘後に陰性化した.ピアス型イヤリングによる金皮膚炎の特徴,特に組織像について若干の文献的な考察を加えた.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.