Japanese
English
症例報告
粘液型脂肪肉腫の1例
A case of liposarcoma (myxoid type)
布袋 祐子
1
,
木花 いづみ
1
,
野田 武志
2
Yuko FUTEI
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Takeshi NODA
2
1平塚市民病院皮膚科
2平塚市民病院形成外科
1Department of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Department of Plastic Surgery, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
粘液型脂肪肉腫
,
画像診断
Keyword:
粘液型脂肪肉腫
,
画像診断
pp.375-378
発行日 1996年4月1日
Published Date 1996/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901829
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64歳,男性.4年前,打撲を機に左膝内側に皮下腫瘤が出現,徐々に増大してきた.初診時,左膝内側に径10×12cm,弾性やや軟の隆起性腫瘤を認めた.組織学的にムチンの沈着を認める豊富な間質に多形性の腫瘍細胞が散在しており,一部では毛細血管網が樹枝状に配列していた.腫瘍細胞は脂肪染色およびS−100蛋白陽性,電顕学的に細胞質に脂肪滴を認め,粘液型脂肪肉腫と診断した.自験例では術前診断にMRIなどの画像診断が有用であったので若干の考察を加えここに報告した.
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