Japanese
English
症例報告
マイボーム腺癌の1例
A case of maibomian carcinoma
斎藤 京
1
,
木花 いづみ
1
,
野田 武志
2
Hitoshi SAITO
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Takeshi NODA
2
1平塚市民病院皮膚科
2平塚市民病院形成外科
1Department of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Department of Plastic Surgery, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
マイボーム腺癌
,
脂腺癌
Keyword:
マイボーム腺癌
,
脂腺癌
pp.955-957
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903037
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62歳,男性.2年前より出現した右上眼瞼の結節.近医で二度摘出術を受けるも再発.当科初診時,右上眼瞼結膜側に10×8mmの黄色の硬い結節を認めた.組織学的に異型性の強い胞体の明るい細胞が充実性に増殖し,脂肪染色陽性の顆粒を認めた.マイボーム腺癌と診断し,5mm離して切除,術後に放射線療法,化学療法を行い,術後7か月の現在再発を認めない.再発を繰り返す霰粒腫様の眼瞼の結節は本症を疑う必要があると思われた.
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