Japanese
English
症例報告
皮膚固定型スポロトリコーシスの1例
A case of sporotrichosis
斎藤 京
1
,
布袋 祐子
1
,
木花 いづみ
1
,
畑 康樹
2
,
田津原 廣康
3
Hitoshi SAITO
1
,
Yuko FUTEI
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Yasuki HATA
2
,
Hirovasu TAZUHARA
3
1平塚市民病院皮膚科
2慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
3土沢診療所
1Department of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Department of Dermatology, Keio University School of Medicine
3Tsuchisawa Clinic
キーワード:
皮膚固定型スポロトリコーシス
,
イトラコナゾール
Keyword:
皮膚固定型スポロトリコーシス
,
イトラコナゾール
pp.57-59
発行日 1998年1月1日
Published Date 1998/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902414
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症例:82歳,農夫.小外傷を機に右手背に45×55mmの易出血性肉芽腫性紅色局面を形成.生検組織内に胞子型の菌要素(+).膿および生検組織の培養にて真菌を認め,スライドカルチャーにてSporothrix schenckiiと同定.治療にイトラコナゾール100mg/日の投与を開始したところ,急速に改善傾向が認められ,10週間で略治の状態となった.本剤はスポロトリコーシスの治療剤として有用と考えられた.
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