Japanese
English
症例報告
蚊アレルギーの1例
A case of mosquito allergy
伊藤 まゆみ
1
,
山田 元人
1
Mayumi ITO
1
,
Motohito YAMADA
1
1一宮市立市民病院皮膚科
1Department of Dermatology, Ichinomiya City Hospital
キーワード:
蚊アレルギー
,
肝脾腫
,
肝障害
,
血球減少
Keyword:
蚊アレルギー
,
肝脾腫
,
肝障害
,
血球減少
pp.231-233
発行日 1995年3月1日
Published Date 1995/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901464
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蚊アレルギーで死亡した1例を報告した.19歳,男性.13歳頃より,蚊刺後に皮疹だけでなく高熱が数日間続くようになった.毎年,蚊刺後に同症状を繰り返していたが,19歳時蚊刺後に当科初診.肝脾腫,肝障害,汎血球減少を認め,ステロイド剤にて治療したが急激な経過で死亡した.蚊アレルギーの死亡例は,間葉系悪性腫瘍が続発するとの報告が多いため,皮膚,肝,骨髄の組織学的検索を行ったが腫瘍性病変は認めなかった.
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