Japanese
English
特集 臨床皮膚科—最近のトピックス
Clinical Dermatology 1989
I最近話題の疾患とその病態
蚊アレルギー
Mosquito allergy
川上 理子
1
,
檜垣 祐子
2
,
肥田野 信
2
Michiko KAWAKAMI
1
,
Yuko HIGAKI
2
,
Akira HIDANO
2
1聖母病院皮膚科
2東京女子医科大学皮膚科
1Division of Dermatology, Seibo Hospital
2Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical College
キーワード:
蚊アレルギー
,
悪性リンパ腫
,
種痘様水疱症
,
免疫不全
,
アルサス反応
Keyword:
蚊アレルギー
,
悪性リンパ腫
,
種痘様水疱症
,
免疫不全
,
アルサス反応
pp.565-569
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204121
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蚊刺後に局所の激しい反応のみならず,発熱などの全身症状を伴う蚊アレルギーの症例はこれまでに30数例が報告されており,注目されることはこれらの症例の予後が極めて悪く,悪性組織球症などにより死亡した例が半数以上を占めることである.本稿では我々の経験した本症の男児例について,3歳時に蚊アレルギー症状で発症してから14歳で悪性リンパ腫により死亡するまでの経過を報告し,両疾患の因果関係について若干の考察を加えた.
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