Japanese
English
症例報告
多発性骨髄腫に合併し特異な臨床像を呈したアミロイドーシスの1例
A Case of Systemic Amyloidosis with Multiple Myeloma
菊池 新
1,4
,
桜岡 浩一
1
,
尼ケ崎 安紘
2
,
栗原 誠一
3
Arata KIKUCHI
1,4
,
Koichi SAKURAOKA
1
,
Yasuhiro AMAGASAKI
2
,
Seiichii KURIHARA
3
1済生会横浜市南部病院皮膚科
2済生会横浜市南部病院内科
3湘南皮膚科
4慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Saiseikai Yokohamashi Nanbu Hospital
2Department of Internal Medicine, Saiseikai Yokohamashi Nanbu Hospital
3Shonan Dermatology Clinic
キーワード:
アミロイドーシス
,
多発性骨髄腫
,
κ型L鎖
Keyword:
アミロイドーシス
,
多発性骨髄腫
,
κ型L鎖
pp.593-596
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900939
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
多発性骨髄腫に合併し特異な臨床像を呈したアミロイドーシスの1例を報告した.症例は64歳,男.約3カ月前より進行する臀部の板状硬結を主訴に当科を受診した.臨床的に腰臀部と両大腿上部には板状で骨様硬の皮下硬結を認め,これらが一塊となっているため起立,歩行などの運動が制限されていた.臀部皮膚にはアミロイドの沈着は認めなかったものの,大臀筋は著しく変性し筋線維間にはAL蛋白の沈着を認めた.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.