Japanese
English
症例
人間ドックのPET-CTで発見されたマンソン孤虫症の1例
Sparganosis mansoni diagnosed by PET-CT performed in complete medical checkup
岡村 咲由莉
1
,
馬場 夏希
1
,
八代 浩
2
,
長谷川 義典
2
,
矢野 泰弘
3
Sayuri OKAMURA
1
,
Natsuki BABA
1
,
Hiroshi YATSUSHIRO
2
,
Yoshinori HASEGAWA
2
,
Yashuhiro YANO
3
1福井大学医学部医学科,皮膚科学(主任:長谷川稔教授)
2福井県済生会病院,皮膚科
3福井大学医学部,病因病態講座免疫学/寄生虫学領域
キーワード:
マンソン孤虫症
,
マンソン裂頭条虫
,
PET-CT
,
プレロセルコイド
,
ELISA法
Keyword:
マンソン孤虫症
,
マンソン裂頭条虫
,
PET-CT
,
プレロセルコイド
,
ELISA法
pp.702-705
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002556
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67歳,女性。初診の1カ月前に,検診のPET-CTにて右大腿部の異常集積を指摘された。超音波検査やCTなどの画像検査では確定診断に至らず,外科的切除を選択した。病理組織学的所見にてマンソン孤虫症と診断し,術後にELISA法による血清学的検査を行ったところ,マンソン孤虫のみ抗体弱陽性が得られた。術後3年経過する現在も外来通院中である。マンソン孤虫症はまれな疾患であるがPET-CTにて診断契機のひとつとなり得ると考える。
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