Japanese
English
症例報告
骨髄移植後に発症したマンソン孤虫症の1例
A case of sparganosis mansoni
神谷 篤
1
,
安藤 浩一
1
,
伊藤 誠
2
,
木村 英作
2
Atsushi KAMIYA
1
,
Ko-ichi ANDO
1
,
Makoto ITO
2
,
Eisaku KIMURA
2
1名古屋第一赤十字病院皮膚科
2愛知医科大学寄生虫学教室
1Department of Dermatology, Nagoya First Red Cross Hospital
2Department of Parasitology, Aichi Medical College
キーワード:
マンソン孤虫症
Keyword:
マンソン孤虫症
pp.406-408
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903252
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32歳,男性.初診の2週間前より下腹部に自覚症状のない皮下結節に気づいた.生検を行ったところ,虫体と思われる白色紐状物を摘出した.病理組織学的に,虫体の断面に石灰小体を認めたことから条虫症が考えられた.条虫症のなかでも,白色紐状物が皮下結節を形成する臨床形態よりマンソン孤虫症と診断した.血清学的検査でも特異抗体を証明した.また本症例においては,感染源は不明であった.
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