Japanese
English
症例報告
巨大な鼻瘤の1例
A Case of Severe Rhinophyma
松田 俊樹
1
,
飯田 真由美
1
,
古田 剛
1
,
深谷 元継
1
,
岩瀬 悦子
1
,
安積 輝夫
1
Toshiki MATSUDA
1
,
Mayumi IIDA
1
,
Tsuyoshi FURUTA
1
,
Mototsugu FUKAYA
1
,
Etsuko IWASE
1
,
Teruo AZUMI
1
1国立名古屋病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nagoya National Hospital
キーワード:
鼻瘤
,
治療
Keyword:
鼻瘤
,
治療
pp.173-177
発行日 1992年2月1日
Published Date 1992/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900552
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68歳の男性で,20年位前より鼻尖部に紅斑が生じ,次第に頬部にも紅斑が生ずるようになった.10年位前より,鼻部の腫瘤形成が始まり,徐々に増大し,3年位前より腫瘤尖端部から排膿をくり返すようになり,ポリープ状に腫大してきた.鼻瘤の診断のもとに,全身麻酔下に全摘し全層植皮術を施行した.組織学的には,皮脂腺と結合組織の増殖,毛包の開大,毛細血管の拡張と増殖,形質細胞を含む単核の細胞浸潤像がみられ,Leverの分類のglandular hyperplastic typeに該当した.経過概要に若干の文献的考察を加えて報告した.
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