Japanese
English
症例報告
エクリン汗管腺腫の1例
A Case of Eccrine Duct Adenoma
宮下 光男
1,2
,
鈴木 啓之
1
Mitsuo MIYASHITA
1,2
,
Hiroyuki SUZUKI
1
1日本大学医学部皮膚科学教室
2駿河台日本大学病院皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Nihon University School of Medicine
キーワード:
エクリン汗管腺腫
,
免疫組織化学
Keyword:
エクリン汗管腺腫
,
免疫組織化学
pp.1091-1093
発行日 1991年12月1日
Published Date 1991/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900511
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
エクリン汗管腺腫の1例を経験し,epithelial membrane antigen(EMA),carcino embryonic antigen(CEA),ビメンチンにっいて免疫組織学的に検討した.EMAとCEAはほとんどすべての内腔側細胞が陽性,ビメンチンは最外層の細胞が陽性を示した.自験例における管腔様構造は,形態学的にはエクリン汗管に類似の構造を呈するが,免疫組織学的には,エクリン汗管よりは,むしろエクリン汗腺分泌部への性状を示した.管腔様構造の外側の細胞は筋上皮細胞への分化を示していることを示唆した.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.