Japanese
English
症例報告
糖尿病を合併した非クロストリジウム性ガス壊疽の1例
A Case of Nonclostridial Gas Gangrene with Diabetes Mellitus
谷口 章
1
,
北村 清隆
1
,
三木 甫
Akira TANIGUCHI
1
,
Kiyotaka KITAMURA
1
,
Hajime MIKI
1国立金沢病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kanazawa National Hospital
キーワード:
非クロストリジウム性ガス壊疽
,
糖尿病
,
デブリードマン
Keyword:
非クロストリジウム性ガス壊疽
,
糖尿病
,
デブリードマン
pp.673-676
発行日 1991年8月1日
Published Date 1991/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900423
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68歳の女性.未治療の糖尿病がある.約5日間前より右股部から大腿内側に発赤と腫脹が出現した.X線上皮下から筋層にかけてガス像が認められた.組織学的に脂肪織から筋膜にかけての広範な壊死が,血管内に血栓が認められた.病巣よりγ—Streptococcus,Peptococcus,Peptostreptococcus,Bacteroidesなどの細菌が培養された.初診より4日目にデブリードマンを,25日目に植皮術を施行し,抗生物質併用にて約3カ月間で略治した.
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