Japanese
English
特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1991
III 新しい検査法と診断法
皮膚科領域におけるPCR法の応用
Application of polymerase chain reaction in dermatology
高橋 英俊
1
,
飯塚 一
1
Hidetoshi TAKAHASHI
1
,
Hajime IIZUKA
1
1旭川医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Asahikawa Medical College
キーワード:
PCR
,
ras遺伝子
,
ウイルス感染症
,
HLAタイピング
Keyword:
PCR
,
ras遺伝子
,
ウイルス感染症
,
HLAタイピング
pp.99-103
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900344
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近年,polymerase chain reaction(PCR)法が遺伝子の特定sequence増幅の有力な手段として脚光をあびるようになってきた.皮膚科領域においても,ras遺伝子などの癌遺伝子の解析,ウイルス感染症の診断,またHLAタイピングとその疾患感受性の解析など種々の目的に応用されつつある.今回,PCR法について,我々が実際にras遺伝子について行ったデータを交えて解説した.PCR法は簡便で,かつ少ない材料から短時間で解析が可能なlevelまで遺伝子増幅を行うことができるため,将来,診断面を含め臨床の場においてもその応用が急速に広まっていくものと思われる.
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