シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
PCR法
宮地 勇人
1
Hayato MIYACHI
1
1東海大学医学部病態診断系臨床病理
キーワード:
ポリメラーゼ連鎖反応
,
PCR
,
定量法
,
自動化
Keyword:
ポリメラーゼ連鎖反応
,
PCR
,
定量法
,
自動化
pp.457-462
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902889
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はじめに
ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction;PCR)は,特定の塩基配列(DNAまたはRNA)を高度に増幅することによって病因遺伝子の迅速な検出や変異の解析が可能で,遺伝子診断における最も重要な技術の1つである.近年,操作法や酵素の改良,新しい解析技術や自動化の導入がなされ,その臨床検査技術としての有用性はいっそう高まりつつある.本稿ではPCRについて,その基本原理に基づく反応条件設定,各種解析技術さらに自動化について述べる.
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