Japanese
English
症例報告
巨大単発型汗孔角化症の1例
A Case of Solitary Gigantic Porokeratosis
綿枝 耕二
1
,
浜中 和子
1
,
森田 健司
2
Koji WATAEDA
1
,
Kazuko HAMANAKA
1
,
Kenji MORITA
2
1尾道総合病院皮膚科
2双三中央病院皮膚科
1Division of Dermatology, Onomichi General Hospital
2Division of Dermatology, Futami Central Hospital
キーワード:
汗孔角化症
,
巨大単発型汗孔角化症
,
悪性化
Keyword:
汗孔角化症
,
巨大単発型汗孔角化症
,
悪性化
pp.341-344
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900325
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76歳,男.約10年前より,右前腕伸側部に紅色環状皮疹が出現した.徐々に遠心性に拡大し,7.1×6.3cm大となった.皮疹外縁部に紅斑性局面を認め,辺縁は堤防状ないし線状に隆起し,落屑性角化性変化を示していた.組織学的に,辺縁部に一致してcornoid lamellaを認め,臨床像と合わせて,巨大単発型汗孔角化症と診断した.巨大単発型汗孔角化症はまれであり,他の病型の汗孔角化症と種々の相違点があり若干の考察を加え報告した.
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