Japanese
English
症例報告
臍部腫瘍を初発症状として,膵癌が発見された1例—免疫組織化学および電顕的検索
A Case of Umbilical Metastasis of the Pancreas Carcinoma
植木 理恵
1
,
矢口 均
1
,
中島 澄乃
1
,
池田 志斈
1
,
小川 秀興
1
,
鎌野 俊紀
2
Rie UEKI
1
,
Hitoshi YAGUCHI
1
,
Sumino NAKAJIMA
1
,
Shigaku IKEDA
1
,
Hideoki OGAWA
1
,
Toshiki KAMANO
2
1順天堂大学医学部皮膚科学教室
2順天堂大学医学部外科学教室
1Department of Dermatology, Juntendo University School of Medicine
2Department of Surgery, Juntendo University School of Medicine
キーワード:
臍転移
,
膵癌
,
免疫組織化学
,
電顕
Keyword:
臍転移
,
膵癌
,
免疫組織化学
,
電顕
pp.345-349
発行日 1991年4月1日
Published Date 1991/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900326
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臍部腫瘍を初発症状として来院し,膵癌が発見された女子例を報告する.本症では,診断をさらに確実にすべく原発巣近傍の腫瘍細胞および臍部の腫瘍細胞について免疫組織化学的あるいは電顕的に比較検討を行い,臍部の腫瘍は膵癌の転移であることを確認した.さらに,本邦における内臓癌の臍転移例について詳細に検討し考察を加えた.
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