Japanese
English
症例報告
浮腫性紅斑を伴った意識障害患者—酸化炭素中毒が強く疑われた1例
An Unconscious Patient Associated with Edematous Erythema—A Case Suspected of CO Poisoning
中山 エリカ
1
,
宮本 亨
1
,
小林 照和
2
Erika NAKAYAMA
1
,
Toru MIYAMOTO
1
,
Terukazu KOBAYASHI
2
1津山中央病院皮膚科
2津山中央病院内科
1Department of Dermatology, Tsuyama Central Hospital
2Department of Internal Medicine, Tsuyama Central Hospital
キーワード:
一酸化炭素中毒
,
浮腫性紅斑
,
汗管壊死
Keyword:
一酸化炭素中毒
,
浮腫性紅斑
,
汗管壊死
pp.925-928
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900176
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54歳,男性の意識障害患者にみられた浮腫性紅斑について報告した.意識障害の原因として一酸化炭素中毒が強く疑われた.病理組織学的には汗腺分泌部,汗管の好酸性壊死がみられ,血管壁の壊死に血管周囲性の細胞浸潤,核塵と赤血球の漏出を伴っており,薬物や一酸化炭素中毒による意識障害の患者において報告されている皮疹と一致した.
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