浮腫性紅斑が先行した再発性多発軟骨炎

A case of relapsing polychondritis with preceded edematous erythema

・体幹四肢に難治性の浮腫性紅斑が出現してから約3年後に耳介，鼻背部の腫脹が出現し，再発性多発軟骨炎（relapsing polychondritis：RP）の診断に至った．

・RPはときに皮膚症状が先行し，とくに骨髄異形成症候群（myelodysplastic syndrome：MDS）合併例では，その頻度が高く注意が必要である．

・RPの皮膚症状の中でも，持続性の浮腫性紅斑は早期の皮膚病変である可能性がある．

（「症例のポイント」より）