連載 Clinical Exercise・201
Q考えられる疾患は何か?
前川 直輝
1
1大阪市立総合医療センター皮膚科
pp.365-366
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412207311
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
■症 例■
患 者:8歳,男児
家族歴:特記すべきことなし.
既往歴:難治頻回部分発作重責型急性脳炎,難治性二次性てんかん
現病歴:X年7月に痙攣重責状態になり,難治頻回部分発作重責型急性脳炎と診断された.X年12月より臭化カリウムの投与が開始された.X+2年2月に突然,顔面,四肢に発疹が出現して紹介された.
現 症:左頬部,左上肢には膿疱,紅色丘疹を認め,一部は集簇性に観察された.左下腿は,水疱,膿疱,浮腫を伴う紅色の局面を認めた.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.