連載 Clinical Exercise・178
Q考えられる疾患は何か?
河原 由恵
1
1けいゆう病院皮膚科
pp.485-486
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206715
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症例
患 者:59歳,女性
主 訴:両頰部の結節
家族歴・既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:当科初診の約1年前に右頰部に黄褐色結節が出現した.前医の生検にて診断がつき当科へ紹介となった.その後同様の病変が緩徐に増大,増数し,整容的に支障をきたすようになった.
現 症:当科初診から8年後の所見では,左右頰に径1cm大から最大5×3cmまでの扁平な黄褐色結節が多発していた.結節は下床への浸潤も強く,一部では易出血性でびらんを呈していた(図1).
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