Japanese
English
治療
乳児血管腫に対する早期ドライアイス圧抵法の有効性の検討
Efficacy of cryotherapy using dry ice against infantile hemangioma
加藤 真梨子
1
,
山田 大資
1
,
上田 朋子
1
,
坂元 陽美
1
,
尾松 淳
1
,
杉田 美樹
1
,
荒木 麻由子
1
,
吉崎 麻子
1
,
佐藤 伸一
1
Mariko KATO
1
,
Daisuke YAMADA
1
,
Tomoko UEDA
1
,
Minami SAKAMOTO
1
,
Jun OMATSU
1
,
Miki SUGITA
1
,
Mayuko ARAKI
1
,
Asako YOSHIZAKI
1
,
Shinichi SATO
1
1東京大学医学部附属病院皮膚科
1Department of Dermatology, University of Tokyo Graduate School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード:
乳児血管腫
,
治療
,
ドライアイス
Keyword:
乳児血管腫
,
治療
,
ドライアイス
pp.729-734
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205510
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要約 乳児血管腫に対するドライアイス圧抵法の効果を検討した.2014〜2016年に当科で生後1〜4か月の間に乳児血管腫に対してドライアイス圧抵法を開始した12例13病変を対象とした.1回あたり0.6〜2秒で,1〜3回圧抵を2〜3週間隔で行った.結果は増殖期終了月齢が,生後1か月1病変,生後3か月5病変,生後4か月2病変,生後5か月2病変,生後6か月3病変であった.全病変で増殖期が生後6か月までとなった.自然経過では増殖期は1歳〜1歳6か月程度のことが多く,全例でドライアイス圧抵法により増殖期が短縮できた可能性が示唆された.
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