Japanese
English
原著
皮膚科医がピアスホールを作成することの意義とその手法について—理想的なピアスホールの作成法とは?
The role of dermatologists for achieving safer ear-piercing:What is an ideal method for ear-piercing?
二瓶 義道
1
Yoshimichi NIHEI
1
1ひまわり皮ふ科
1Himawari Hifuka Clinic, Sukagawa, Japan
キーワード:
ピアスホール作成法
,
ピアス合併症
,
自己ピアス
Keyword:
ピアスホール作成法
,
ピアス合併症
,
自己ピアス
pp.480-485
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205453
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要約 皮膚科医へのアンケート調査にて多くの医師がピアス・トラブルを経験していることが明らかとなった.ピアス・トラブルは自己処理などの不適切なピアーシングによることが多く,米国皮膚科学会が推奨するように皮膚科医が率先して適切なピアーシングを行うことでこれを予防するべきである.ピアーシングの際には適切に耳朶を圧迫固定し,かつ緩めにピアスを装着することでピアスの埋没などによる合併症を予防できる.視認性が良く,刺入部を患者が確認しやすいことも必要である.筆者が行う手法はトラコーマ鉗子で耳朶を圧迫固定するもので,安全で安価なピアーシングを行うことが可能である.
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