Derm.2016
皮膚アレルギー診療に従事して/めざせ「スーパープレゼンテーション」
大迫 順子
1
,
木庭 幸子
2
1大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学
2信州大学医学部附属病院皮膚科
pp.69
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412204738
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皮膚科で診療するアレルギー疾患は,接触皮膚炎,接触蕁麻疹,薬疹,食物アレルギーなど多彩です.問診と症状より原因を推察し,皮膚テストなどを施行し原因アレルゲンを同定できた場合は再発予防ができるので,やりがいを感じています.
最初に経験した症例は3種類の口紅の接触皮膚炎の方でした.すべての成分を取り寄せると50種類以上にもなりました.成分パッチテストの結果,2種類の成分が陽性となり,原因アレルゲンを同定し,再発予防の指導をすることができました.化粧品には多数の成分が使用されていること,異なった商品でも共通の成分を含むことを学びました.
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