論説
リハビリテーションに従事している医師について思う
奈良 勲
1
1三愛会伊藤病院リハビリテーション部
pp.130-131
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100576
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わたし自身,日本でリハビリテーションに従事している医師全員の仕事内容を見たわけでもないし,また彼ら全員と膝を交えて話し合う機会をもったわけでもないので,ややもするとひとりよがりな見解を述べてしまうかもしれない.しかし,わたしが今までに接したセラピストの話とわたし自身の観察を通して,おおよそではあるが,日本でリハビリテーションに従事している医師の姿,考え方などについて把握しているつもりである.
第9回日本リハビリテーション医学会で行なわれたシンポジウムのテーマの1つに‘リハビリテーションにおける医師の役割’というのがあり,4氏がそれぞれの角度から見解を述べられた.しかし,4氏が述べられた内容と現実の隔たりは大きいように思う.
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